受洗・転入会5年以内の教会員懇談会
2023年6月18日
「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です」
(コリントの信徒への手紙一12章27節)
1.教会はキリストの体
教会は生きたキリストの体であり、私どもは洗礼によって、キリストの体に連なる肢体です。一人一人が手、足、目、耳として、無くてならぬ肢体として連なっています。頭なるキリストの御命令を受けて、それぞれの肢体がキリストのために働くのです。キリストからいのちの霊、いのちの言葉を注がれて、共に生かされるのです。
2.教会の組織・制度
キリストの体である教会が、頭であるキリストの御心を現して行くために、組織・制度が必要です。三つの組織・制度があります。
①監督制度 カトリック教会、聖公会、メソジスト教委、ホーリネス教会
主から託された鍵の権能(罪を赦す権威)が、監督に委ねられている。
マタイ16章15~19節、18章15~20節、28章18~20節
②会衆制度 組合教会、バプテスト教会
主から託された鍵の権能が、会衆、教会総会に委ねられている。
③長老制度 改革派教会、長老教会
主から託された鍵の権能が、長老会に委ねられている。
3.長老制度の教会
(1)宣教長老、治会長老
長老会は、教会が招聘した宣教長老である牧師と、教会総会で選出された治会長老で構成される。宣教長老と治会長老とは主の御前で身分の差はない。働きが異なる。長老会は主の御前で、主の御心とは何であるかを尋ね求め、主の御心を教会に反映して行く務めが、主から託されている。
(2)長老会と教会総会との関係
教会総会は長老を選出することにより、教会の最高決議機関となる。長老会の議案を教会総会は承認する。議案が否決されれば、長老会の総辞職という重い責任を担っている。
(3)長老会の務め
①長老会は主の御前で、主の御心を謙遜に聴き、教会員の声に耳を傾け、主の御心に適った判断をして行く。
②長老会は教会の信仰と伝統を担い、教会の信仰の足腰を鍛えるため、教会員の信仰訓練の責任を担う。教会の牧会を担う。
③生き生きとした礼拝を捧げるため、長老会は礼拝を整える。礼拝で生ける神の言葉が語られるよう、長老会は牧師のために祈る。牧師と共に教会の言葉を語る務めがある。
④教会員がキリストの体に連なる生きた肢体として、喜んで主に仕え、奉仕できるよう、執事会と共に教会の奉仕を整える。